コロナ患者急増で、来月からコロナ病棟に異動が決まったって。
コロナ病棟の医療従事者って、この非常時の最前線で命をかけなければならない仕事だと思う。
いわゆる戦時中では兵隊、東日本大震災では原発作業員のような。
今一番不安と恐怖のつらい仕事だと思う。
今回の異動は赤紙がきたのと同じようなもの。
ただ兵隊の召集令状は行かない選択はできないけど、こちらはいやならやめることができるからよかったけど。
今日は朝、夜勤明けのその足でうちに帰ってくると長女からLINEがきました。
わたしの顔を見るなり「う、う、」と、泣き出してしまった長女。
わたしは長女を抱きしめて、「そんなにつらいならやめていいんだから」って言いました。
「(コロナ病棟に)行くっていうんならうちに帰ってきたいときに帰ってきていいからね。うちから通ったっていいよ」と。
本当はそんなことは言うべきではないのは承知しています。
でも長女は看護師である前に、わたしの命を差し出してもいいぐらい大切なわたしの娘なんです。
つらすぎて心を病んでしまうぐらいならやめていいと思うし、コロナ病棟で働いて(自分が感染してるかもしれないからと)寮から家に帰れないで孤独でつらい思いはさせたくないのです。
家族と会えずひとりでコロナ病棟で戦えるほど、長女は強くないと思う。
長女がコロナの患者さんのお世話をしてコロナに感染してしまったなら、それで帰ってきてわたしたちも感染したならそのときはそれでいいです。
好きに遊びに出かけて感染したんじゃないんだもの。
どちらにしてもわたしは長女の想いに寄り添っていくつもりです。

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